いつも戸惑ってしまう、ベーキングソーダーとベーキングパウダーについてまとめました。違いをきちんと勉強してうまく使い分けましょう。
ドイツでは下記左のNatronが、バーキングソーダ・重曹で、右がベーキングパウダーです。
重曹は英語で「ベーキングソーダ」です。ベーキングパウダー(重曹)は水を加えて加熱すると炭酸ガスを発生し、この炭酸ガスが生地を膨らませるのです。また生地を黄色く色づけ独特の臭いと苦みを作ります。
一方、ベーキングパウダーは重曹をベースに、臭いや色を抑えたりコーンスターチなどを加えて味を調えています。ベーキングパウダーは粉や水と混ぜ合わせた時点で、生地が膨らみ始めます。
・カップケーキなどに、重曹を代用するなら、ベーキングパウダーの半量程度がおススメです。
・重曹の代用としてベーキングパウダーを、使うなら、重曹の2倍の分量を目安にしましょう。
仕上がりの違い・重曹は水を加えて加熱をすると、二酸化炭素が発生してお菓子を脹らますことができます。重曹には独特の臭いと苦味があるので、使用量に注意が必要です。色がつくことを利用したのが、どら焼きや甘食です。ふくらみ具合はしっとり、まったりと形容されます。
☆重曹の特長☆
・生地が横に伸びる傾向にあります。
・独自の匂いと苦みがあります。
・生地が黄色っぽくなるのが特長です。
☆ベーキングパウダーの特長☆
・生地が縦に伸びます。
・ふんわりとした仕上がりになります。
・ほぼ「無味無臭」です。
・加熱しても色は付かず白く仕上がります。
白い蒸しパンやシフォンケーキにもベーキングパウダーは欠かせません。
ベーキングパウダーに含まれる重曹は、全体の約5分の1です。
自宅では、オーガニック系のベーキングパウダーを利用し、キャロットケーキ、バナナケーキなど様々なケーキを作ります。ベーキングパウダーが無いときはベーキングソーダで代用し、量をかなり減らします。
ちなみに卵がないときは、下記のチョコレートケーキの様に、チアシードやフラックスオイルシードをブレンダーでブレンドして代用することも可能です。